9月5日㈯
第39回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会を聴きに行ってきました。
場所は曳舟文化センターホールです。電車に乗っている時間は1時間近くありましたが、
京成曳舟駅を降りると、ほぼ駅前にあるホールなので、想像していたよりアクセスの
負担は感じませんでした。
このコンクールの名前は以前から知っていたものの、生徒さんが参加されるのは
始めての体験でした。3月に参加予定だったJPTAピアノオーディション全国大会が
中止となり、落胆していた中学2年生のMちゃんが、自ら探してきて参加を決めました。
短い準備期間となってしまったため、私は内心ハラハラしていましたが、
そこはさすがMちゃん、技術的にはもちろん、音楽的にも理解を深め、
予選、本選を順調に勝ち進んできました。
コロナ禍での開催ということもあるのか?全国大会とは思えないほど、閑散とした
ホール内ではありましたが、参加者のレベルはやはり高いなと感じました。
中学生でこれだけ弾けてしまうとは~と感心しながら、Mちゃんの登場。
いつも通りの様子で弾き始めたので、もう少し間を取ってからの方がよかったかな?
などと思いましたが、ラヴェルのソナチネ第2楽章の出だし、レッスンの時よりも
洗練された音色でした。短い楽章ですが、様々な音色が要求される作品です。
レッスンで重視した各場面での微妙なテンポ設定、情景の移り変わりを見事に
表現してくれました。続く第3楽章では、持ち前の積極的な音楽の運びで、
爽快に弾き切りました。彼女の今の力を最大限に発揮できた本番だったと思います。
2日後に発表された結果によると、Mちゃんは「審査員賞」を受賞していました!
12月に開催予定の受賞者コンサートに出演できるということで、Mちゃんは早速、
新曲の譜読みに取り組んでいます。この冬は、新型コロナ肺炎やインフルエンザの
感染状況がどうなっていくのか心配は尽きませんが、前向きに挑戦していかなくては
なりませんね!